Q.ABS樹脂 |
A.ABS樹脂(えーびーえすじゅし)とはアクリロニトリル (Acrylonitrile)、ブタジエン (Butadiene)、スチレン (Styrene)共重合合成樹脂。CAS番号9003-56-9。ABSは原料の頭文字に由来する。
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Q.MDF |
A.エム ディー エフ 【MDF】「medium density fiber board(ミディアム・デンシティー・ファイバーボード)」の略で、中密度ファイバーボードのこと。木材繊維と特殊な接着剤を合わせて板状にした素材。内層密度が高く重量もあり細かい加工も可能です。現代家具の天板の芯材等にもよく使用されています。
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Q.ウレタン樹脂塗装 |
A.Polyurethane resin coating 合成樹脂の一つで、イソシアネート基をポリオールで反応させた塗料で、一般には二液性である。
硬度、耐水、耐薬品性に優れる。正式にはウレタン樹脂という。
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Q.ラッカー塗装 |
A.ニトロセルローズラッカーを塗った塗装。塗膜の厚さは薄いが乾燥が速く、重ね塗りが出来る。木製家具の高級塗装として根強い人気がある。
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Q.はっか 【白化】 |
A.blushing 高温多湿時にラッカー塗装などを行うと、乾燥後に表面が艶がなく白く曇った状態になること。カブリ、白ボケ、ブラッシングとも言う。また、塗装面をアルコール分を含んだものや化学雑巾などで拭くと、塗料が化学反応を起こして似たような現象を生ずることがある
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Q.ピアノ塗装 |
A.ラッカー塗装の一種で、光沢のある塗り方。ピアノの塗装によく用いられるのでこう呼ばれる。
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Q.PVCとは? |
A.PVC 乾式合成皮革(転写合皮) [薄膜積層技術] 塩化ビニール系合成皮革。丈夫で少し硬い感じのする より強度のある合皮 樹脂膜は防水性や透湿性などの機能発揮層の役目をになう。 ソフトさ、軽さ、防水性、透湿性、遮光性などにより、スポーツ衣料や防水シーツ、遮光カーテンなどの素材に使われております。
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Q.PUとは? |
A.PU 湿式合成皮革 [湿式成膜技術] ポリウレタン系合成皮革。軽くてソフトな合皮。 ウレタン樹脂ともいう。厚みや、ソフト感、天然皮革の様な外観、軽さ、防水性などにより、防寒カジュアル衣料や家具用などの素材に使われております。
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Q.ビニールレザー |
A.ビニールレザーとは、塩化ビニールを発砲させ素材に塗布したものです。 表面に艶出し、エンボス(型押し)加工したものなどがあります。
ベンジン、アルコール等の溶剤を接触させると、塩化ビニールレザーの表面が融けて、可塑剤の溶出や化学物質の吸収により、表面ツヤ変化、硬化や軟化が生じることがあります。
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Q.ホルムアルデヒド |
A.吸入または接触により結膜炎、鼻咽喉炎、頑固な皮膚炎を起こすことがあります
ホルムアルデヒドの人に及ぼす影響については個人差がかなりありますが、一般的には大気中の
濃度が0.05ppm位で臭気を感じるようになり0.5〜5ppmで鼻や目に刺激を与え咳、クシャミを
生じ、10ppm以上になるとその症状がひどくなり呼吸困難になることもあります。
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Q.プリント合板 |
A.printed plywood 美しい木目などを写真に撮って、紙あるいは塩化ビニールシートなどに印刷したものを合板に貼った板。印刷合板とも言う。
セロテープ等ではがれることがあるので要注意。
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1.湿気は禁物 |
・家具は湿気を含むと膨張します。
整理タンスなどは下の引き出しからだんだん膨張しかたくなっていきますので、対策としては影干しで引き出しをひっくり返して干してください。
そうすると元通り引出しがスムーズに動く場合があります。材質によっては膨張したままで湿気をとっても収縮しないものもあります。カンナなどで薄く削ることも一つの方法です。
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2.必ず水平に設置! |
・開閉が悪い場合は家具のねじれ≠ノよるものです。一つの対策として家具の幅木の下に薄いベニヤなどを切っておき扉のスペースが左右同じになるように設定してください。
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3.転倒防止の対策 |
・地震が起きたときは家具が転倒してケガをする場合がありますので、転倒防止の対策をされることをお勧めします。
・家具の上下が分離するタイプは、上側が倒れ落ちることがありますので、必ず付属の連結金具やジョイントボルト等で上下を固定してください。
・万一に備えて家具を建物に固定してください。
転倒防止の固定金具には、L型金具やベルト式、ワイヤー式など各種のタイプがホームセンターなどでも市販されていますが、壁面の状態によっては取付け強度が確保できないことがありますので、状態に応じ適切な金具を選んでしっかりと固定してください。
・この他、家具の耐震金具として、振動で扉や引出しが勝手に開くのを防ぐ開放防止金具や、棚から収納物が落ちないようにする落下防止金具、割れたガラスでケガをしないようにする飛散防止フィルムなどがあります。
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4.直射日光を避けて下さい |
・家具は、強い光に長期間さらされると変色したり、ヒビ割れが生じることがあります。
直射日光があたる場所には家具を置かないで下さい。
無理な場合は、カーテンなどで日光をさえぎりましょう。
また、熱も大敵ですので、ストーブなどで高熱をあてないように注意して下さい。
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5.汚れの手入れ方法 |
・塗装のもの
柔らかい布で乾拭きして下さい。汚れがひどい場合は、うすめた中性洗剤を浸した布で汚れを落とし、その後、乾いた布で拭いて下さい。
ワックスや化学雑巾は使用しないで下さい。
塗料が化学反応を起こし、くすみや変色するおそれがあります。
・白木のもの (桐タンスなど)
柔らかい乾いた布で、軽くホコリや汚れをぬぐうように拭いて下さい。
水分や油分は禁物です。表面に跡形が残ります。 |
6.表面に傷が付いた時 |
引っかき傷程度の小さなものなら、同色のクレヨンかマジックを塗ると目立たなくなります。また、クレヨン状の傷隠し専用材も市販されています。
色数が豊富なうえ、使い方も簡単なので大変便利です。
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7.引出しがかたくなった時 |
・原因が“ねじれ”による場合がありますので、まず、水平に設置してあるか確認してください。
僅かでも傾いていたら水平になるよう調整して下さい。それでもかたい場合は、引出しを抜いて1〜2日陰干しした上で、すれ合う部分に固形石鹸か石ロウを塗って下さい。ただし、ロウソクのロウは塗ってはいけません。また、サンドペーパーで磨いてみるのも一つの方法です。
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8.カビが生えた時 |
・最近の住宅は、昔の家屋と比べ床下が低く、またアルミサッシの普及などにより部屋が密閉状態に近いことから、湿気が溜まってタンスの裏側などにカビが生えるケースが多くなっています。また、新築された家の壁にはかなりの水分が含まれており、ある程度乾くまで4〜5年は要すると言われています。特に、コンクリート壁は温度差が生じると結露するので、湿度が低い冬場でもカビが生えることがあります。こうした部屋では、必ず壁から15〜20cm程度離して家具を設置して下さい。もし、カビが生えた場合は、家庭用カビ取り剤(主成分=次亜塩素酸ナトリウム)を水で薄めたものを布に浸して拭き取って下さい。なお、カビ取り剤の濃度はカビの色により、白っぽいものは濃度を薄く、緑や黒っぽいものは濃度を濃くしてお使い下さい。
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